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糖尿病はI型、II型の2種類

糖尿病はI型、II型の2種類

急激に発症するI型糖尿病糖尿病でも、I型糖尿病とII型糖尿病では、その病原が大きく違います。

I型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)は、ウィルスの感染などがきっかけで起きる免疫異常のひとつで、自分の体のリンパ球があやまって内乱を起こすことによって、自分自身のインスリン工場、すい臓のランゲルハンス島β(ベータ)細胞の大部分が破壊されてしまうために、比較的急激に発症すると考えられています。もう少し分かりやすくいうと、インスリンの生産がほとんど、あるいは全くなく、インスリンの絶対量が足りないために発症するのが、I型糖尿病です。

先天性でも生活習慣病でもない、I型糖尿病。ウイルス感染がリンパ球の異常を引き起こすきっかけになっているとはいえ、原因ウイルスがいなくなってから発症するため、他人に感染することはありません。ちなみに、日本でのI型糖尿病発症率は、年間10万人に1〜2人で、糖尿病患者全体の5%ほどであるといわれています。また、患者は子どもや若年成人が中心です。


ゆっくり進行するII型糖尿病II型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)は、もともと持っている遺伝的要因に加えて、運動不足や食べ過ぎ、肥満、ストレスなどの好ましくない生活習慣が誘因となって発症するといわれています。

中でも、食べすぎと運動不足はII型糖尿病発症に大きな影響を与えています。すい臓は、食べ過ぎや運動不足によって血中に残ったブドウ糖(血糖)を下げるため、インスリンを大量に分泌します。こうして血中にインスリンが過剰にある状態が続くと、インスリンの血糖を下げる機能が低下してしまいます。すると、すい臓はますます大量のインスリンを分泌することになり、結果としてすい臓のインスリン生成機能自体が衰えてしまうのです。こうなると、今度はインスリンが不足して、血中のブドウ糖を処理しきれなくなり、常に血糖値が下がらない、という状況を引き起こしてしまうのです。

このタイプの糖尿病は中高年に多く、初期には大きな症状も出ないため、本人が気づかないうちにゆっくり進行し、治療が遅れてしまうケースが少なくありません。
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